Googleビジネスプロフィールに、「商品在庫に関する質問」機能が追加されました。
Googleからの在庫に関する質問（例：「ジーンズ これらの商品は店頭で販売していますか？」）に、Googleビジネスプロフィールのユーザーが「はい・いいえ」を回答していく機能です。Googleマップアプリからのみ回答できます。
在庫あり（販売中）とした商品は、ローカル検索時に表示されやすくなる可能性があります。
※私のブログをもとに、ホワイトペーパーやブログ、SNSでの情報発信をする際には、引用元の明記をお願いいたします。
在庫に関する質問の回答は、Googleマップアプリからのみ回答・確認可能
回答できる質問があるかどうかは、店舗によって異なります。回答は、ブラウザのGoogleビジネスプロフィールの管理画面ではなく、GoogleマップアプリのGoogleビジネスプロフィールの管理画面からのみ回答可能です。
これまでGoogleマップアプリの管理画面からは「商品」機能は使えなかったのですが、商品在庫に関する質問の対象店舗に「商品」ボタンが表示されるようになりました。
質問の回答方法
- モバイル デバイスで、Google マップ アプリを開きます
- ビジネス プロフィールを開くには、右下にある[ビジネス]をタップします。
- [商品]をタップします。
- 商品を販売するかどうかを回答するには、「はい」または「いいえ」をタップします。
※マップアプリの管理画面に商品欄が出ない・質問が見つからない場合は、現在回答できる製品在庫に関する質問はありません。
ヘルプはまだ英語のみ
Answer questions about your inventory - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
回答した質問は、後で更新することもできます。
更新方法
- モバイル デバイスで、Google マップ アプリを開きます。
- ビジネス プロフィールを開くには、右下にある[ビジネス]をタップします。
- [商品 > 管理]をタップします。
- 削除したい商品の横にある「店舗内」をタップします。
- 商品を在庫に戻すには、「追加」をタップします。
Answer questions about your inventory - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
「はい」を回答すると、その商品やブランドで検索したユーザーに表示されやすくなる可能性がある
質問に対して、「はい」を回答すると、その商品やブランドで検索したユーザーに表示されやすくなる可能性があります。
提供しているブランドや商品カテゴリに関する情報を Google に更新すると、お住まいの地域でそれらの商品を検索するユーザーが、お客様のビジネスをより簡単に見つけられるようになります。
Answer questions about your inventory - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
これらの質問に答えると、Google が販売する商品の種類を把握しやすくなります
Answer questions about your inventory - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
商品に関するローカル検索をする時の検索対象の要素として、主に「レビュー内テキスト」「ユーザーからの報告（この商品を見た人がいます）」「ここで販売中」「ウェブサイトに記載」の4つを確認できています。
「在庫に関する質問」への回答は、「ここで販売中」の評価の一部に利用されると個人的には考えています。
どんな質問が表示されるのか？
まだ未知数の機能ですが、回答できる商品はGoogleビジネスプロフィールのオーナーが管理画面から登録した商品ではなく、「被服」などの質問が表示されました。
メインカテゴリ「古着」の場合の質問例
- 被服
- シャツ
- Tシャツ
- ジーンズ
- ジャケット
- コート
- ジージャン
- 靴
- ズボン
- メンズウェア
- セーター
- アウターウェア
- 防寒着
- パーカー
- ベルト
- 古着
- スウェットシャツ・パーカー
- レディースセーター
- スカート
- レディースファッション
- カーディガン
- フリースジャケット
- ウインドブレーカー
- 長袖
などなど。
レビューに紐づいた質問ではなく、カテゴリに紐づいた質問を表示させている可能性が高いです。
※Merchant Centerで用いられる「Google 商品カテゴリ [google_product_category]」からの引用も確認しましたが一致しませんでした。
※「こんなカテゴリでも使えた」「こんな質問が表示された」という声があれば、記事へのコメントで教えてもらえると嬉しいです。
ただし利用できるのは、一部の小売店舗のみ
ただし、すべての店舗で利用できる機能ではありません。具体的な条件は不明ですが、リサーチした範囲では、一部の小売カテゴリ（例：古着屋）でのみの利用になっています。
対象事業者
ビジネス プロフィールで商品在庫に関する質問に対応するには、物理的な商品を販売する地元の店舗である必要があります。
ヒント:この機能はすべてのビジネス プロフィールで利用できるわけではありません。
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どれにも共通で「これらの商品は店頭で販売していますか？」のテキストがあったので、属性で「店舗内ショッピングに対応」を設定することも影響するかもしれません。
商品欄を利用している店舗も多いですが、その情報の在庫を登録する機能ではありません。「取り扱い商品カテゴリ登録機能」的に捉えるといいでしょうか。
商品欄にガイドライン違反の無形サービスを登録している店舗は多いです。そういった乱用・誤用が多いため、新たにGoogleが自社の規定する商品群を用意して、それによるレコメンドを始めたとも考えられます。
これは確証のない妄想ですが、こうした流れを踏まえると、今後の商品欄は「Googleビジネスプロフィールのユーザーが自由に商品を登録できる」形ではなく、「Googleが用意した商品群テーブルから販売しているものを選択する」形になっていくかもしれませんね。
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