ローカルSEOの備忘録

インターネットや検索エンジン、Googleビジネスプロフィール、SEO・ローカルSEOの小ネタをコツコツ書きます

Googleビジネスプロフィールの管理画面を、旧管理画面に戻すのを諦めましょう

Googleビジネスプロフィールには、3つの管理画面があります。

  1. Googleビジネスプロフィールマネージャー(旧管理画面)
  2. Google検索結果での管理画面(新管理画面)
  3. Googleマップでの管理画面(新管理画面)

旧管理画面から新管理画面への移行は、以前からアナウンスされていましたが、2022年10月になって、多くのアカウントが新管理画面に強制転送されるようになりました

新管理画面

新管理画面と旧管理画面の違いは、こちらのサイトがまとめてくれています。

Googleビジネスプロフィール 各管理画面で「使える・使えない」機能一覧【8/15更新】 | 口コミラボ

 ただ、新管理画面は、多店舗運営されている方や旧管理画面になれた方からすると、使い勝手が悪いようです。また、いくつかのインサイトデータが見られなくなったことから、分析していた方からの不満も多いようです。

そこで、「どうしたら旧管理画面に戻せるのか?」という質問が、Googleビジネスプロフィールヘルプコミュニティに多く寄せられています。

どうしたら旧管理画面に戻せるのか?

Googleビジネスプロフィールの旧管理画面に戻す方法……残念ながら……ありません。

ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」コミックス33巻

最初は大変だと思いますが、新しい管理画面での使い方に慣れていただくことをおすすめします。使える機能はほぼ同じか、少し多いです

新管理画面でできなくなったことの例

・一部のインサイトデータ(ルート照会の地域・直接検索/間接検索数・写真閲覧数・混雑時間帯・写真の枚数など)の確認
・COVID-19の投稿
・投稿画面からの過去の投稿履歴の確認

基本的な機能は利用できますが、分析していた方には不便になりましたね。

ちなみに、複数店舗を管理している場合、店舗の管理画面に入れなくなっても、店舗一覧からインサイトデータのダウンロードなどは可能です。

ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する - Google ビジネス プロフィール ヘルプ

実は、バグ的な裏技を使えば、まだ旧管理画面に潜り込めるのですが、

個人的には、

  • 仕様外の操作を行うことによる不具合
  • 管理画面の不正操作によるリスティング停止

の2点から、バグ技をおすすめしていません。

おそらく、旧管理画面の開発は終了しているので、そこで不具合が起こったとしても、リカバリーやフォローはしてくれない可能性が高いです。

※バグ技を公開しているコミュニティの回答者やMEO対策記事はあるようですが、リスクを検証・説明していないものを利用するのはおすすめしません。

※海外では、Googleビジネスプロフィールの旧管理画面に潜り込むバグを見つけ出そうとするひとたちと、Googleがパッチを当ててそれを防ごうとしている攻防がリアルタイムで繰り広げています。

ただ、Google側の対応を見ていると、本気で締め出そうとしている様子がわかります。旧管理画面に潜り込むのは、かなりリスキーだし、無駄なテクニックのように感じます。

 おまけ:それでもバグ技を使うとどうなるのか?

念のため、Googleビジネスプロフィールの公式サポートに、「バグ技が横行していること・新管理画面の不満が多いこと」を質問してみました。

サポートからの回答

ビジネス プロフィールの管理は、仰る通り Google 検索や Google マップから直接管理していただく方法に移行しております。

以前のビジネス プロフィールマネージャでは個別のリスティングの管理はできなくなっているのがGoogle の正式なご案内となります。

そのため、コミュティにあるような裏技的な方法で、ビジネス プロフィールマネージャを使用したといたしましても、 Google は検証など一切おこなうことはなく、リスクに対して何もお答えはできません。

Google といたしましては、正規の方法でビジネス プロフィールをご活用いただきますようお願いする次第にございます。 

お願い

最近、私の記事やツイートをコピペして、ヘルプコミュニティ回答や記事に利用している方が散見されます。一般公開しているものなので、参考にいただくのは構いませんが、引用表記・引用元の明記をお願いいたします。