ローカルSEOの備忘録

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Googleビジネスプロフィールの写真が、すべて「不承認」となってしまう原因と対処法

2022年後半になってから、Googleビジネスプロフィールで「どんな写真をアップしても、『不承認』ラベルが付いてしまう」という相談が急増しています。

引用:https://support.google.com/business/thread/196016208?hl=en

写真が何度試しても不承認になる - Google Business Profile Community

この問題の原因と対処法を、海外のプロダクトエキスパートが分かりやすくまとめてくれていたので、日本語で補足しながら紹介します。

All photos not approved - Google Business Profile Community

原文ママではなく、一部補足や修正を入れています。

Googleビジネスプロフィールの写真がすべて不承認になる問題

私が管理しているアパートの新しいリスティングがあります。お客様が物件を簡単に見つけられるように、写真を数枚アップロードしたかったのです。ただし、すべての写真は即座に拒否されます。

写真は鮮明で、明るく、自撮り写真はなく、6 メガピクセルで、施設全体を外から見たものです。写真が拒否される理由がわかりません。

他にも何枚か写真を投稿しましたが、それらも拒否されました。Google ビジネスで管理している他の物件では、このような問題は一度もありませんでした。

リスティングは、5日前に確認しました。

All photos not approved - Google Business Profile Community

Googleビジネスプロフィールの写真が、すべて「不承認」となる5つの原因

  1. リスティングが新しい (2 週間未満) 場合は、画像を公開できないケースがある
  2. 画像が拒否されたと表示されるバグもある。24~48 時間待つと実際に公開される
  3. Google には、重複した画像や著作権で保護された画像を使用した場合に、不承認を表示するアルゴリズムがある
  4. すべての写真は高品質 (ぼやけていない) である必要がある。大きすぎてもいけない
  5. 画像は、AI セーフサーチの評価に合格する必要がある

Googleビジネスプロフィールの写真が、すべて「不承認」となった時の対処法

  • 「不承認」と出ても、時間をおいて(最大48時間)、再度チェックしてみる。できれば、管理アカウントではないアカウントやシークレットモードからチェックしてみる
  • 画像をアップロードする前に、リスティングが確認されてから少なくとも 14 日間待つ
  • 以前に写真や投稿で使用した画像を再投稿するのは、禁止されている。重複した画像、透かし入りの画像、または著作権で保護された画像を必ず削除してから、2 日間待ってから再試行する
  • 透かし入り/著作権のある画像を削除する
  • 画像にテキストや加工が多すぎないようにする。テキストや加工を重ねる場合は、画像の10%未満である必要がある。テキストは画像の端に沿って配置する必要がある
  • 画像が適切な露出で高品質であり、ぼやけていないことを確認する
  • 画像の形式のルールを守っているか確認する(JPG または PNG。サイズは10 KB~5 MB。推奨解像度: 縦 720 ピクセル、横 720 ピクセル、最小解像度: 縦 250 ピクセル、横 250 ピクセル
  • Cloud Vision API の「セーフ サーチ」  機能をテストして 、画像が「適切」かどうかをチェックする

写真と動画に関するポリシー - Google ビジネス プロフィール ヘルプ

これら全てをクリアしても、まだ写真に不承認が出る場合は、サポート窓口に相談してみてください。相談の際、上記の対処法をすべて試した旨を書いていただくと、トラブルの解決がより早くなる可能性があります。

https://support.google.com/business/gethelp

なお、このケースでは、数時間後に、写真が承認されるようになったそうです。

特定の画像が、AIセーフサーチで不承認になった事例

画像は、AI セーフサーチの評価に合格する必要があります。過去、写真がAIセーフサーチに抵触したと思われる分析事例を紹介します。

最新情報が不承認になる - Google ビジネス プロフィール コミュニティ

この相談では、おそらく写真が原因で、「最新情報が削除される」というケースでした。写真にアラート表示が出て、非表示になっています。

質問者さんが挙げてくれた写真を、Cloud Vision API の「セーフ サーチ」  機能を使って、分析してみました。

cloud.google.com

「人の写真」と認識されて、かつ「Medical(医療的)」「Racy(際どい性的描写)」の値が高いので、ポリシー違反として機械判定されているようです。

「人の写真」だと認識されている。

「Medical(医療的)」「Racy(際どい性的描写)」の値が高い(Possible)。

もう少し拡大して、泡の部分だけにしてみると、RacyとMediaclのスコアがだいぶ下がりました。単色比率が高くなるので、別のポリシー違反のリスクが高まりますが、「毛」や「肌色」を減らすだけでだいぶ違反項目のリスクを減らせるようです。

 

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