Google マップで集客する上で、口コミや写真の投稿を増やすのは重要です。
口コミを増やすとなると、「口コミ投稿をたくさん依頼する」という単純な発想になりがちですが、「ユーザーは、なぜ、どのように口コミを書くのか」「どんな店だと口コミを書きやすいか」というユーザーの理解が、実はとても大事です。
口コミの投稿のされやすさや傾向は、業種業態や店舗によって変わります。
口コミ投稿ユーザーさんの気持ちを理解するためには、「ローカルガイドになってみる」のが近道。
「クチコミを増やしたい」というビジネスオーナーには、「自身がローカルガイドになってみて、例えば1日1件口コミを1週間続けてみてください」という提案をすることが多いです。
※その際、くれぐれも、自作自演が疑われる行為や競合・同業他社への嫌がらせを疑われる行為をしないようにご注意ください。
ローカルガイドとは
ローカルガイドは、Google マップで口コミを投稿したり、写真を共有したり、質問に回答したり、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的なコミュニティです。旅行の目的地、レストランやショップ、アウトドア施設やテーマパークなどを選ぶときに、多くのユーザーがローカルガイドの口コミ情報を参考にしています。
https://support.google.com/local-guides/answer/6225846?hl=j
Google マップユーザーは、ローカルガイドプログラムに参加すると、口コミ投稿などの活動に応じたポイントが加算され、ローカルガイドとしてのレベルが上がっていきます。※Google マップへの口コミ自体は、ローカルガイドにならなくても可能です。
メリット1. ローカルガイドになると、「口コミを書く難しさ」を体感できる
ガイド活動を始めてみると、「口コミを書くのがいかに難しいか」「どんな店が口コミを書きやすいか」ということに気がつくはずです。
口コミを書きにくい店の例
- サービス、商品の品質が悪い
- 写真を撮ってはダメそうな雰囲気がある
- 口コミを書いたら怒られそうな印象を受ける
- 口コミを書くための特徴がない、なにを書いたらいいか分からない
口コミを書きやすい店の例
- 思わず写真を撮ってみたくなる風景やメニューがある
- 口コミや写真を撮っても大丈夫そうな雰囲気がある
- 口コミに載せたくなる情報がある(例:このラーメンのスープには、利尻産昆布のダシを使っています)
- 接客が良い
- 人に教えたくなる驚きがある(例:入り口が変わっている・盛り付けが斬新)
1週間後、自店舗の来店・利用体験を見直してみましょう。
「こうすれば、口コミを書きやすくなるかも」「この情報をアピールすれば、口コミに書いてみたくなるかも」という、ユーザー視点での発見があるはずです。
メリット2. 口コミや写真の影響力を実感できる
時々、Googleマップから、自分が投稿した口コミや写真が、どれぐらいの人に見られたかのレポートが届きます。
こうした数を見ると、口コミや写真がどのように来店につながっているか、どのくらい集客に結びつくかをもっと実感できるようになります。
また、口コミや写真によっても、かなり数字にばらつきがあるのもわかるはずです。
同じ1件の口コミでも、業種によって閲覧数が大きく変わることが多いですし、同じ業種の店でも表示数が2桁変わることもあります。
自分の店舗に合ったやり方・目標とすべき店舗を見つけましょう
Googleビジネスプロフィールの活用において、世の中には様々な事例やノウハウが溢れています。しかし、ベストな方法は、業種業態・店舗によって、大きく変わります。
ビジネスオーナーや担当者自身が、ローカルガイドになって、口コミや写真を投稿を続けて見ると、自分の店舗に合ったやり方や目標とすべき店舗というものが見つかるかもしれません。ぜひ、以下のサイトから登録してみてください。
また、ローカルガイドは、ローカルガイドコネクトと言うローカルガイドのコミュニティがあります。
https://www.localguidesconnect.com/
こちらでは、ローカルガイド活動におけるノウハウや事例の共有などが行われています。海外の事例が多いですが、日本の参加者もいますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。