2021年8月下旬になってから、サイト側で設定したタイトルが、検索結果では大きく書き換えられているケースが急増しています。
元々、検索結果で、違うタイトルに書き換わっていることはよくあることでした。同じページでも、検索キーワードによって、タイトルやディスクリプションが可変するケースも少なくありません。
しかし、上記のケースのような「誤解を招く」大胆な変更が最近増えています。
これには、8月下旬に公開された、Googleによるページタイトルのアップデートが影響しているようです。
書き換えられやすいタイトルの特徴
タイトルの書き換えには、タイトルタグ・h要素・ページ内容(テキストやAlt内容が採用されたこともある)が採用されます。すべてのページに当てはまる条件ではないですが、以下のケースで書き換えが発生するケースが多いようです。
- 二文に分けたタイトル(疑問+解決など)
- 【】や「」が消えるケース
元タイトルタグ
<title>「集中力=頑張る力」は間違い。実はこれが、集中する一番手っ取り早い方法なんです|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。</title>
うちのクライアントでも「【2021年最新版】」等の修飾系が消えたり、疑問+解決両方入りのタイトルで片方(主に前者)が消えたり、「■■(○○)の特徴」で括弧の方だけ残ったり…(あくまでも一例)
— Taku Ogawa (小川 卓) (@ryuka01) 2021年8月28日
基本短くなっている印象。しかし、同業他社も影響受けている中で数値評価と対応判断難しそう… https://t.co/jM9mLdlBOT
特定の単語というより、1センテンスにしようとしている印象です。ただタイトルに採用される要素が多いため、同じ条件でも影響がない場合もあります。
Googleに誤解を招くタイトルに書き換えられてしまったら
サイト側でできること
タイトルアルゴリズムは、現在進行形でアップデートが繰り返されているようです。検索するたびにタイトルが変わっているケースもあります。そのため、「いまは何もせずにチェックだけしておく」のもベターな選択だと思います。
しかし、先程の国民生活センターの例のように、早急な対応が必要な場合、以下の変更をした上で、再度インデックスをリクエストしてみるのも一手です。
- タイトルを切らない(二文以上にしない)
- 「」【】を使わない
- h構造(見出しに入るテキスト・Alt情報)を見直す、多用しない
Googleへのフィードバック
また、1ユーザーとしても取り組み可能で、中期的に効果が見込めるのは、Googleへのフィードバックです。誤解を招く検索結果タイトルを見つけたら、Googleに以下の経路でフィードバックしてみてください。検索結果そのものに即時反映は難しいとは思いますが、何かしらの改善に繋がるかもしれません。
- 検索結果の下にあるフィードバックから問題点を報告
- Google検索ヘルプコミュニティで報告(日本語でもスレッド依頼中とのこと)