GoogleやGoogleマップの検索結果(SERPs)は、普通では気がつかないような微妙な変化やテストが繰り返されています。例えば、特定の検索キーワードで表示される特別な枠があったり、デザインが変わったりなど。
「Googleのアップデート」というと、アルゴリズムアップデートを想像することが多く、「検索順位の変化」に注目する方が多いですが、検索体験の最適化においてはSERPsの変化に目を配るのも重要です。
Google検索のわずかな違いやマニアックな発見などを、月1回でまとめていく予定です。
※公式ソースではなく、Twitterで「#金曜日のネタ帳」という投稿企画があり、そこに私が投稿した内容から、既出ではなかったものをまとめています。以前からあったものやエラーも含まれているかもしれません。
Google検索
大き目の広告サイトリンクをテスト
かなりリッチな検索連動広告のデザイン。通常検索でも、このデザインが増えてきましたね。
日本でも、サブドメイン間でのインデントした検索結果を確認
正式名称とひらがな表記とで、「観たことある人」と「知りたい人」とを見分けて答えを返そうとしている感
Googleのこうした取り組みは、WEB接客の良いヒントにもなりますね。
ひらがな検索:評判や概要、時間や予告編
正式名称検索:いますぐ見る、リスト機能、最新ニュース
郵便番号のナレッジパネルが変わった?
周辺店舗や地域画像が出るようになってますね。以前は強調スニペットだけだったような。
長い強調スニペット
Googleマップ篇
Googleマップの「女性が活躍、経営するビジネスと確認された」のアイコンが変わりました
紫色のハートマークに。より目立つようになりましたね。
Googleマップの経路検索に、目的地の営業時間が出現
以前から表示自体はありましたが、少しデザインが変わった気がします。休みや営業時間外の案内もしてくれるので親切。
「施設名 営業時間」で検索すると、ローカルビジネスリスティングに紐づいた営業時間が表示
Googleマイビジネスなどで細かく営業時間を設定していると、それも連動して表示されます。※これはだいぶ以前からあった可能性もあります
施設によっては重要な表示ですね。
アミューズメント施設などのナレッジパネル に「チケット」表示
リンクしたサイト(?)のチケット情報がナレッジパネルにも転載されるように。価格と購入ページがわかるのは便利ですね。前からテスト表示されていたものが、おそらく本番実装された模様。
海外で確認されていた「チケットとツアー」の広告枠
日本でも確認できました!
Googleマップの地点情報で「混雑時間」がユーザー提案できるように?
よくよく見たら、混雑時間をどこにどう入力したらいいか分からない謎仕様になっています。個人的には誤訳なんじゃなかろうかと。営業時間未設定の地点で表示されるし、遷移先が営業時間設定画面ですし。
「この商品を見た人がいます」
結局、何の情報に関連付いているのか、よく分かりませんでしたが、おそらくクチコミかユーザー回答か。
おまけ:Bing篇
いつからかわかりませんが、BingのFAQリッチリザルト、かなりリッチな見た目をしていますね。Google検索だと2つまでしか採用されないが、Bing経由が多いクエリなら3つ以上のFAQ構造化データを設置する価値はあるかもしれません。
次回は、11月にまとめる予定です。